血糖値・糖尿病の知識

今の日本には糖尿病予備軍が多い?食事の改善をしよう


糖尿病とは診断されていないけれど、その発症の危険性が強く疑われる人のことを糖尿病予備軍と言います。糖尿病予備軍であると診断されるひとつの目安としては、血糖値が正常値よりは高いけれど、糖尿病と判断するには低いと言うものがあります。


正常型にも糖尿病型にも該当しない人が、ここにあてはまると言うわけです。ただし血糖値は、一度計測したら、それが永続的に変わらないと言うものではありません。むしろ日々の生活習慣で、ころころと変化していくものです。そのため予備軍だから、と安心していると、数年後には糖尿病を発症する恐れがあります。


また予備軍の中で肥満や高血圧である人は、動脈硬化や脳血管疾患や心臓病を引き起こすリスクも高いと言われています。ですから、安心することなく生活習慣を見直して、症状を発症させないように努めることが重要です。そのために最も必要なのは食事の改善です。


血糖値が高くなるのはインスリンの分泌量が低下したり、その作用が低くなっているためです。ではどうして、そのようなことが引き起こされるのかと言うと、インスリン機能に負担がかかり続けるためです。食事によって糖分の摂取量が過剰であったり、暴飲暴食が続いていたり、また食事の時間が日によってばらばらであったりすると、当然、インスリン機能に対する負担も大きくなります。そしてそのような状態が続くと、やがては完全にその機能が麻痺してしまい、糖尿病を発症することが考えられます。


こうした状態を予防するためには、まずは暴飲暴食は避けることが必要です。また糖の吸収を穏やかにするため、早食いも控えて下さい。それと同時、食べる順番を工夫するのも大切です。野菜や汁物と言った、糖分が低い食事から食べるようにすれば、それがクッション代わりとなって、糖の吸収を穏やかにすることができます。


そして食物繊維の力を利用するのも効果的です。食物繊維には、糖の吸収を穏やかにしてその排出を促す作用があるためです。余裕があれば、1日の食事で、どれくらいの糖質を摂取しているのかをチェックし、それを少しずつ減らすよう努力するのも良いです。