血糖値・糖尿病の知識

ヘモグロビンA1cの基準値とは?薬局で数値の検査ができる?


ヘモグロビンA1Cは、血液中で体内に酸素を運搬しているヘモグロビンという物質に、ブドウ糖が結合したものです。ヘモグロビンは赤血球の中に含まれており、この赤血球の寿命は1?2カ月です。そのため、ヘモグロビンA1C過去1?2カ月の平均的な血糖の状態を示す指標として、糖尿病の診断に用いられています。


ヘモグロビンA1Cの基準値は、6.0%未満です。6.5%以上の場合、糖尿病と診断されています。6.1?6.5%の場合は糖尿病予備軍として定期的な通院が勧められます。また、糖尿病の合併症を予防するための目標値は7.0%未満とされています。直接測定する場合よりも長期間の血糖のコントロールを反映し、前日や当日の食事や飲酒、運動などの影響を受けにくいため、近年では診断時にヘモグロビンA1Cが用いられるようになりました。


ヘモグロビンA1Cは、以前は病院で採血をしなければ測定できませんでしたが、糖尿病の早期発見および治療を目的とし、2014年4月から、調剤薬局やドラッグストアでの自己採血検査が正式に認められました。針のついた器具で指先を刺し、その場で数値を測定し、およそ60分で結果が分かるため、以前よりも手軽に検査をすることが可能となりました。


糖尿病が疑われる場合は薬剤師が医療機関への受診を勧めるという流れになっています。ヘモグロビンA1C値が高い場合、糖尿病と診断されるだけでなく、心筋梗塞などの心血管疾患のリスクも高くなります。高値であった場合は、まずは、運動と食事により、数値を下げることを目標にします。バランスのとれた食事をとること、炭水化物などの糖分を控えること、また有酸素運動の習慣をつけることなどが推奨されています。


これらを行っても数値が改善しない場合は、糖尿病を治療するための薬を継続して服用することとなります。糖尿病は、なかなか自覚症状が出にくいため、定期的に採血による検査を受けることが大切です。